韓日歷史問題 e-Conference
· 揭示日: 2021年 04月 05日(月)
· 主管·主催: 弘益財団 (www.hongikf.org)
· リンクアドレス: http://hongikf.org/sub/sub03_02.php?p_idx=14
· Youtube: https://www.youtube.com/playlist?list=PLW7DupNx5uv5P3PJhbaffiAH5ojzXfXof
第7次 主題: 古代韓半島と日本列島の交流
第7次 e-Conferenceのテーマである<古代韓半島と日本列島の交流>においては、
古代韓半島と日本列島とにおける交流の実像をより具体的に明らかにし、韓半島をめぐる古代東アジアの国際情勢を正確に把握することによって、古代韓日関係史及び古代東アジア史への正しい理解を目指して次のような発表を行った。
第1発表: 百済と日本列島の交流_田中史生(早稲田大学)
日本古代史の基本史料である日本書紀はもちろん、最近発見が相次いでいる出土資料をも用いて、古代の倭国が百済との交流の中で、深い関わりを持ち、すくなからぬ影響を受けながら、倭王権を形成し、特に、東アジア文化の共通の要素である漢字文化を深めていったことを明らかにしている。
第2発表: 加耶南部諸国と倭_田中俊明(滋賀県立大学)
歴史上、一つの塊を成したことのない、加耶南部の諸国が、高句麗、新羅、百済との友好・対立のつづく国際情勢のなかで、倭国とどのような関係を維持していったか、その歴史的推移を辿っている。
第3発表: 高句麗の対倭外交 – 6世紀後半の高句麗の対倭外交開始と東アジア情勢_井上直樹(京都府立大学)
6世紀後半に開始された高句麗の対倭外交は、南方の新羅との対立が一つの重要な契機として作用したことは勿論であるが、と同時に、高句麗の西側に位置する中国・北周との関係悪化も、対倭外交開始の決定的なきっかけとなったことを指摘している。
第4発表: 考古学からみた新羅、百済、大加耶の対倭交涉 – 5世紀前半を中心に_ 高田貫太(国立歴史民俗博物館)
日本列島で出土した多様な韓半島系統の文物を通じて、当時の複雑な国際情勢の中で、新羅、百済、大加耶といった韓半島諸勢力が、各々はっきりとした獨自の目的をもって、対倭交涉に臨んだことを明らかにしている。