고대 동아시아 이해와 정립 특별강연
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アイヌ民族の歴史を通して、北海道から日本列島北部の歴史が、広く世界史レベルの課題に繋がること、グローバルヒストリーとしての先住民族の歴史、その意義と可能性を考える。
北海道の歴史文化は、本州とは異なる文化が独自に展開する。国家形成史の見方では北海道島の歴史や社会を十分に説明することができない。
「アイヌに歴史がない」という主張は、「人間の存在を否定することにつながる」。過去のアイヌ民族の歴史の評価には、アイヌ民族やアイヌ文化を研究材料としてのみ位置づけ、文化的に劣った社会であるという特定のイメージが付与されていた。研究が民族差別に加担した側面を否定できない。
アイヌ民族が主体となる歴史として視点を変えて見直してみると、アイヌ民族の社会は、国家社会のニーズに対応し大陸と日本列島をつなぐ、経済的ネットワークと連携した社会であったことが見えてきた。
礼文島における先住民考古学の取り組みは、アイヌの歴史である遺跡の発掘に、地域社会、アイヌ民族、世界各地の学生が参加し、共に過ごし、議論する機会となっている。