尖閣諸島問題ㅣ保坂祐二(世宗大)ㅣHongik Foundation
尖閣諸島の領有に関しては、日中両国に加えて、台湾も領有権を主張している。
興味深いのは、1972年の沖縄返還時に、アメリカが尖閣諸島の領有に関して二重的な態度を取ったという文書の発見である。
このときアメリカは尖閣諸島の施政権は日本にあるが、台湾の領有権も否定しないという態度を取った。
中国は、尖閣は台湾の領土なので結局中国領土という立場を取っている。
尖閣の領有問題は、日中国交回復の時から、未来世代に解決を任せるという合意で保留されている。
しかし、2012年の日本による尖閣諸島国有化によって、この問題は重大化した。
台湾有事は尖閣諸島有事につながるため、尖閣問題は台湾海峡の安全の問題と連結している。